デリカD:5はSUV

ミニバンブームも一段落しましたが相変わらず、「とりあえずミニバン」という傾向はいまだに続いているようです。

 

三菱のミニバンといえば、大きいものからデリカD:5、デリカD:3、デリカD:2と3種類ありますが、この中で純粋な三菱製のミニバンとなっているのはデリカD:5だけです。

 

デリカD:5は、先代モデル、先々代モデルに、デリカスペースギアやデリカスターワゴンなどのオフロード走行性能も兼ね備えた車を持っている関係上、デリカD:5にもオフロードマシン的な要素がたくさん取り入れられています。

 

標準モデルでは、最低地上高がかなりありますし、デザイン的にもアンダーガードを模したようなものが取り入れられています。

 

足回りもストロークのあるサスペンションを用い、ドライブトレーンもデフロック機能を持つフルタイム4WDが付けられています。

 

これらの要素はミニバンというファミリーカーではなくどちらかといったら、ランドクルーザーやパジェロなどクロスカントリー4WDに近いものを持っていることとなるのですが、三菱としては需要が大きいミニバンとして売っているのです。

 

しかし、この車のフレーム構造を見ればミニバンではないことがよくわかります。

 

通常、ミニバンというのは乗り心地を大事にするファミリーカーですので、フレーム構造も乗り心地重視のモノコックフレームを使うのが定番です。

 

しかし、デリカD:5では基本構造はトラックなど強度が求められる車に採用されるラダーフレームを持っており、それにモノコックフレームのようなサブフレームを付けた形となっているのです。

 

当然ながら若干ほかのミニバンより乗り心地はダイレクトなものとなりますが、この丈夫なフレームが優れた悪路走破性を生み出すのです。

 

デリカD:5はミニバンではなく、ミニバン型のオフロードマシンやミニバン型のSUVといった方がしっくりくるのではないでしょうか。